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強いのは「作れる人」より「作りたいものがある人」だ

これからのエンジニアに必要なのは技術力だけではなく、人への思いやりと教養。強いのは「作れる人」より「作りたいものがある人」だと思う、という話です。

最近、AI時代のエンジニアに何が求められるかについて考えさせられる話を目にしました。要点を並べると、正直かなり刺さるものがあったので、自分なりの解釈も交えてまとめておきます。

アルゴリズムでAIに勝てる人間はいない

将棋や囲碁と同じで、記憶力や複雑な処理、コード生成において人間がAIに勝つのは、もう現実的ではありません。ここで踏ん張ろうとするのは、正直あまり筋のいい戦い方ではないと思っています。

モンテカルロ木探索のように、探索空間と評価関数さえ組めてしまう種類の問題は、どう足掻いたところでAIが勝つことが最初から決まっています。力任せの読みの速さと評価の精度で、人間が対抗できる余地はありません。だとすれば、人間であるエンジニアの価値は、もはや「人間である」ということそのものにしかない、というのが正直な結論です。

これからのエンジニアに求められるのは、単なる技術力よりも「人の気持ちや体験を理解する力」や「思いやり」だという指摘には、素直にうなずいてしまいました。黙々とプログラムだけを書くスタイルから、人を喜ばせるための開発へ軸足が移っていく、というのは肌感覚としても正しい気がします。

教養は「トークンを節約する技術」

特に面白かったのが、教養の捉え方です。AIと対話するとき、歴史や文学、数学といった共通の前提知識があるほど、少ない言葉で的確に指示を出せる。つまり教養とは「トークンを節約する技術」でもある、という話でした。逆に言えば、基礎知識やアルゴリズム、データ構造といったコンピュータサイエンスの土台がない人は、AIを使いこなす側には回れません。フレームワークの使い方だけを暗記しても、AIが自らフレームワークを書く時代には、あまり意味を持たなくなっていくはずです。

経験値と、顧客を儲けさせる視点

ビジネス職についての指摘も納得感がありました。AIネイティブ世代が当たり前に社会へ出てくる中で、ベテランの武器になるのは、海外渡航や文化体験、歴史の現場を見てきたような「圧倒的なリアルの経験値」だという話です。そして本質は、自分の会社の都合ではなく、相手や顧客を儲けさせる視点を持てるかどうか。これは、うちが普段から大事にしている考え方とも重なります。

強いのは「作れる人」より「作りたいものがある人」

締めのメッセージが一番刺さりました。強いのはコードを書ける人ではなく、「これを作りたい」という意思やアイデアを持っている人。そして、自分のためだけでなく、誰かを喜ばせたいという思いやりと、それを支える豊かな教養を持っている人が、これからの時代に活躍する、という話です。バイブコーディングが当たり前になっていく中で、「人間らしさ」や「教養」がむしろ武器になるというのは、すごく前向きで、ハッとさせられる視点だと思いました。

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