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失敗しないシステム開発会社の選び方 – その2

好評につき第二弾をお届けする。第一弾の超基本編では以下の三点をお伝えした。再度、整理しておく。

  1. 必ずコンペをとる
  2. 提案内容は必ずプレゼンさせる
  3. 企業訪問してみる

今回は、この他にもあるいくつかの重要なポイントについて説明しよう。

  1. 淡白なペラ一枚の見積書しか出さない会社はボッタクリの可能性大
  2. この業界に限った話しではないが、○○○一式: 100萬円みたいな見積書しか提示してこない会社とは絶対に付き合うべきではない。たとえコンペした中での最安価格であったとしても、一式幾らの見積しか出さない会社に発注することだけはやめた方がよい。最低限、機能毎や工程毎に細分化された見積書の提示を要求した方がいいだろう。また、どういった前提のもとに金額が算出されたのか、根拠の説明を受けた方がよい。説明の際に妙にそわそわしたり浮ついた言動をする担当者は、早々に見切った方が得策である。仮に説明の内容がよくわからなかったとしても、挙動の不審さを窺い知るくらいのことは、誰にだって出来るだろう。

    そもそも、たったペラ一枚の紙しか作成しない姿勢自体、仕事に対する誠意がまったく感じられない。私に言わせればビジネスの基本姿勢がなっていない。そんな不親切な企業や人とは付き合わない方が身のためである。少なくとも、あなたのためを思って仕事に取り組んでいないことだけは確かである。

  3. 意味不明なシステム用語で煙に巻く担当者は要注意
  4. 依頼者のレベルを見極めて、適切な用語を用いて説明をしてくれない、自分本意な営業マンやSEと付き合うと、かなりの確率でプロジェクトは失敗する。失敗に至らないまでも、相当なストレスの要因となることは間違いない。横文字だらけのシステム用語を連発して、上から目線で会話してくる営業マンやSEと付き合うと、プロジェクトが進行した段階になって技術論を盾に取り、要求事項の非実現性を訴えたり、追加コストを請求してきたりといったトラブルに発展する可能性もなきにしもあらずだ。わからないことを相手に伝えた時に、如何にわかり易く、如何に丁寧・親切に会話してくれるかは非常に重要なポイントだ。

  5. 自社の強みを明確に説明できない会社
  6. あるいは、強みばかりを強調して弱みを一切見せない会社も要注意だ。「何でもできます。」と言い切る会社ほど、怪しいものはない。システム開発と一言で言うのは容易いが、その範囲たるや相当な広範囲に及ぶものである。業務系とウェブ系とではシステムの性質がまったく異なるし、エンジニアに要求される能力もまったく違う。業務系のシステムを構築する上では、システムの知識以上に業務知識が必要になる。一人のエンジニアが多岐に渡るノウハウをすべて保有しているなど本来あり得ない。これまた、業務と言っても非常に広範囲だ。メーカー、卸し、小売りではそれぞれ業務内容は異なる。同じ業種・業態であっても、業務の推進方法は会社によって様々だ。何でも知ってると言う人ほど、えてしていずれの分野に於いてもたいした知識を有していない。要するにその道のプロでないことは確かだ。仕事を依頼するのであれば、その道のプロに頼むべきである。

今日はここまで。

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失敗しないシステム開発会社の選び方 – その1

最近、システムを導入して苦労されているユーザさんの話しをよく耳にするが、失敗の責任をすべて発注先のシステム屋に求めるのも如何なものかと思ってしまう。巷に乱立するシステム開発会社のレベルが低過ぎるのは言うまでもないが、そんな会社を選んでしまった発注者にも責任の一端はあるだろう。

我々の様にシステムの受託開発を専門とする立場の目から見ていると、過去に人材派遣しか経験したことがないシステム開発会社(と名乗っている会社)に開発案件の依頼を行うなど正気の沙汰とは思えないのだが、ある程度の知識と経験を持ちあわせていないと、目利きができないのも事実なのだろう。

そこで、極端な失敗をしないためのシステム開発会社の選び方を何度かに分けてお届けしたいと思う。今回は第一回目の超基本編だ。

  1. 必ずコンペをとる
  2. 見積りは一社に依頼するのではなく、複数社に依頼すること。ただし闇雲に沢山の会社から見積もりをとればいいと言うものではない。必ず同条件で見積り依頼をかけなければいけない。そうしないと提案の範囲、内容がバラバラになって正確な評価ができなくなってしまう。

    見積り依頼の際には、現状の問題点が何で、それをどの様に変えたいのか?あるいはどんなモノを作って欲しいのか?をより具体的に提示できればそれに越したことはないが、自分で課題抽出をする自身がなければ、この部分をコンサルに依頼する手もある。我々の様に安価(あるいは無償のケースもある)でRFP作成代行をしてくれるシステム開発会社もあるので利用するとよいだろう。

  3. 提案内容は必ずプレゼンさせる
  4. 見積り内容(提案内容)は紙面提出させるだけではなく、必ずプレゼンテーションの機会を与えること。プレゼンは営業マンにさせるのではなく、担当SEにさせるのがよいだろう。何故か?システムの開発に着手すると、否が応でもSEとの間には何らかのコミュニケーションが発生する。プレゼンテーションは、コミュニケーション能力を事前に見極められる貴重な機会となるのだ。

    ひょっとしたら、あなたの苦手なタイプのSEかも知れない。そんな人間との二人三脚は長くは続かない。事前のリスク・マネージメントにもなるので、面倒臭がらずにプレゼンを受ける機会を設けていただきたい。プレゼン内容がある程度納得できる内容であるにも関わらず、担当者(SE)とうまくなっていけそうな自身を持てない時などは、率直な意見として営業マンに伝えるのも一つの手だ。ひとたびボタンの掛け違えが起きると、軌道修正を図るのは思いのほか困難なものだ。

  5. 企業訪問してみる
  6. 見積り依頼をかけた全ての企業に対して行う必要はないと思うが、相手の会社をよく知ることは大切である。訪問時にチェックすべきポイントとして、保有している開発設備や社内の雰囲気、書類の整理状態、清掃状況などなどがあるが、一番重要なのは作業スペースだ。エンジニア一人当たりにどれだけのスペースが割り当てられているかを確認してみよう。

    異常に小さなスチール机とパイプ椅子といったケースは要注意である。そんな環境でまともな仕事ができようはずがない。ちなみに我々アイキューヴでは、エンジニアはワイド液晶モニタを二台使用している。椅子にもかなりの気を使っている。設備は開発効率に多大なる影響を与えるのだ。意外に思われるかも知れないが、その会社の設備面でのエンジニアに対する待遇は、重要なチェックポイントの一つなのである。

書き出したら止まらないのだが、本日はこの辺で。続きはまた今度。

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