人は皆、長所と短所それぞれを持ち合わせている。どちらか一つしか持っていない人など存在しない。どんな人にも必ず長所は存在するし、短所も存在する。もっと言えば、ある人から見れば短所であると思っても、別の人から見た場合には長所だったりすることもある。ある意味、長所と短所は表裏であるとも言える。また長所短所に明確な判断基準など存在しないし、判断するのが誰か?によってもかわってくる。さらに、その数の多い少ないは何の問題にもならない。重要なのは本人がどれだけ自分を客観視できていて自覚できているかだと思う。
ビジネスの世界でも、経営戦略や事業計画をたてる上で、自社の強み・弱みを把握していることが非常に重要な要素となる。知識や能力がない分野に飛び込んで行ったところで、その成功確立は著しく低い。当たり前だ。やはり勝負事は自分の土俵でやった方がいい。その自分の土俵というモノが強みであり長所であるわけだ。ただ、この長所を自覚するのが意外に難しい。
某コンサルティング会社では「長所を伸ばすことの重要性」をコトある度に説いているが、これに異論はなくその通りだと思えるのだが、僕はそれと同様に短所を是正・改善することも非常に重要な要素であると思っている。というのも、長所なんてものはある程度放っておいても勝手に伸びていく可能性を秘めているものだからだ。だって自分が好きで興味があって没頭できることだからこそ伸びたんだから。それに対し、短所というモノは自分が嫌いやイヤで敬遠してきたからこそできあがってしまった結果なので、放っておくと事態はどんどん悪化していく。放っておくとかなり歪な人間形成をしてしまう可能性もある。なので嫌いなこと、出来ないこと、イヤなことこそ意識して改善していかないといけないんじゃないかと思うわけだ。
だから長所を伸ばす事は重要な事だけど、「短所是正より長所進展が重要」という図式はなりたたない。どっちが大事ということではなく、どっちも大事なのだ。そして、短所是正や長所進展をおこなうためには、自己分析→自己認識が重要だ。

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