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日本でいちばん大切にしたい会社

先週末の休日に手にとった二冊であるが、目から鱗、危うく涙な内容で、日々の競争社会の中で忘れかけていたものを取り戻させてくれた良書だ。これほど、心打たれたことが、過去あっただろうか。

本質を問わずに目先のテクニックばかりを語る、経営書やビジネス書が多く存在する中で、これらの書籍は会社とは何たるか?会社経営とは何たるか?会社経営の使命と責任とは何たるか?を十二分過ぎるほど教えてくれる。

経営者ならずとも、より多くの方々に手にとっていただきたいと思う。

自分自身、迷った時には、またこの本を手にとりたい。

※目次はあさ出版より引用させていただいております。

日本でいちばん大切にしたい会社

はじめに

◆第1部 会社は誰のために?

  ◇「わかっていない」経営者が増えている!
  ◇会社経営とは「五人に対する使命と責任」を果たすための活動
  ◇業績ではなく継続する会社をめざして
  ◇業績や成長は継続するための手段にすぎない
  ◇社員は利益だけを求めているわけではない
  ◇「多くの人を満足させる」こと。それが会社の使命
  ◇経営がうまくいかない理由は内側にある
  ◇中小企業にしかできないことがある
  ◇日本で大切にしたい会社を増やそう
  ◇続けていくことの大切さ

◆第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち

 ★1 障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい
    日本理化学工業株式会社

   ◇社員の七割が障害者の会社
   ◇「私たちが面倒をみますから」
   ◇誰でも何かの役に立ちたい
   ◇人を工程に合わせるのではなく、工程を人に合わせる
   ◇多くの企業が逃げている現状
   ◇「おれたちまでおかしいと思われる」
   ◇新製品の開発に向かって
   ◇みんなが支えてくれる会社づくりを!
   ◇消費者にできることがある
   ◇五〇年の歳月の重さ、あたたかさ
   ◇社員の家族が喜ぶ会社
   ◇世代から世代へ受け継がれていく志
   ◇気配りには気配りで応えたい
   ◇自分たちにできることを考えよう

 
Column  重度の障害をもつ彼女だからこそ、わが社が採用しなければ
       株式会社ファンケルスマイル

 ★2 「社員の幸せのための経営」「戦わない経営」を貫き、四八年間増収増益
    伊那食品工業株式会社

   ◇四八年間増収増益という驚異の会社
   ◇斜陽産業のなかでも成長は続けられる
   ◇「いい会社をつくりましょう」
   ◇会社は社員の幸せのためにある
   ◇地を這うような伸びでいいから継続することが大事
   ◇「お客様の希望に応えてあげてください」
   ◇自社で考え、自社で創って、自社で売る
   ◇敵をつくらず、オンリーワンに
   ◇常に工夫し、未来に投資する
   ◇一〇〇年カレンダーを貼っている意味
   ◇会社の原動力は経営者で決まる
   ◇一人の社員も危ない目にあわせない
   ◇市民が憩う、開かれた会社
   ◇公園に通学路……「これが会社の敷地なの?」
   ◇朝早く掃除、休みを利用して植木の手入れをする社員たち
   ◇「こんな会社、初めてです」バスガイドも感激
   ◇社内のおみやげコーナーでの心配り
   ◇通勤中でも買い物中でも気配りを忘れない社員たち
   ◇目先の利益よりも継続を心がけて
 
Column  七五年間連続増収企業は、「社員がハッピーなら会社もハッピー」
       ジョンソン・アンド・ジョンソン株式会社

       三年間入院した社員にずっと給料・ボーナスを払い続けた
       樹研工業株式会社

 ★3 「人を支える」会社には、日本中から社員が集まり、世界中からお客様が訪ねてくる
    中村ブレイス株式会社

   ◇日本でいちばん辺鄙な場所にある会社
   ◇大都市から就職しにくる若者たち
   ◇人を支える社長の信念
   ◇過疎が進む故郷で、たった一人の創業
   ◇初めての社員は出社拒否?
   ◇両足をなくしたモンゴルの少年の手助けを
   ◇「あなたの席を空けて待っています」
   ◇「休みなんかいらない!」社員たちの熱い使命感
   ◇必要なものを必要としている人に・・新しい製品の開発
   ◇世界に一つしかない本当の物づくり産業を
   ◇責任が重く手間がかかる仕事から逃げている企業
   ◇リーダーとは、人への思いが強い人

 
Column  難病になった娘のためにリフト付車椅子を開発
       キシ・エンジニアリング株式会社

       骨粗しょう症の高齢者のために人工関節を開発
       株式会社ホリックス

       「子ども」という弱者の視点で「飲むカメラ」を開発
       株式会社アールエフ

 ★4 地域に生き、人と人、心と心を結ぶ経営を貫いていく
    株式会社柳月

   ◇「お菓子の町」帯広にこだわる会社
   ◇泣いている子を笑顔にさせるお菓子の魅力にとりつかれ
   ◇最低限の生活を維持し、すべてを開発にかける
   ◇「五つの使命」に忠実に従った経営活動
   ◇お客様から愛される、心を結ぶ会社
   ◇おいしさが二人を近づけた縁結びの菓子
   ◇教育も経営も基本は「感動」
   ◇競争率一〇〇倍! 学生も殺到するその魅力
   ◇三万四〇〇〇平方メートルのスイートピア・ガーデン
   ◇同業者もいっしょに盛り立てる
   ◇「心を結ぶ」という原点を忘れない会社
 
Column  心のやさしい子どもたちを育てるために、五〇年間詩集を発行
       柏屋

 ★5 「あなたのお客でほんとうによかった」と言われる、光り輝く果物店
    杉山フルーツ

   ◇さびれた商店街に輝く右肩上がりの小さな店
   ◇やって来た婿養子
   ◇「このままでは店がつぶれる!」昼行灯、目覚める!?
   ◇生き残りをかけた改革
   ◇お客様の都合に合わせた結果の「年中無休」
   ◇高価なメロンが年に八〇〇〇個も売れてしまう
   ◇故郷の母にコミュニケーションとなる果物を
   ◇若い二人の門出にそえた、採算度外視の贈り物
   ◇「あなたのお客でよかった」と言われる経営
   ◇小売店からメーカーをめざして商品開発にも注力
   ◇杉山フルーツが教えてくれること
 
Column  「とうてい大切にできない会社」と「心から大切にしたい会社」

おわりに

日本でいちばん大切にしたい会社2

●はじめに

●プロローグ 会社がほんとうに大事にしなければならないこと

   ・五人に対する使命と責任を果たす――それが企業経営
   ・会社にとって「顧客」より大切なもの
   ・社員と社員の家族からの千羽鶴
   ・母国、日本に帰りたくなりました
   ・訪問調査した六三〇〇社から改めて抽出

●大切にしたい会社1 株式会社富士メガネ(北海道)

 「困っている人を助けたい」――世界の難民や
  中国残留孤児に「視力」を贈る感動のメガネ店

   ・松下幸之助と司馬太郎が愛したメガネ店
   ・海を渡ってメガネ店を開業
   ・戦後の混乱と火事による店舗の全焼を乗り越えて
   ・「儲けるよりも、お客様をお待たせしないように」
   ・恵まれない人のための“視援隊”を発足
   ・「見える喜びを人々に」という社員の使命感
   ・日本で初めて「ナンセン難民賞」を授与される
   ・たくさんの人の心を揺さぶった支援活動
   ・オプトメトリスト(視力ケアの専門家)としての誇り
   ・「自分も残留孤児になっていたかもしれないから」
   ・学生たちの心を動かすプロの店

●大切にしたい会社2 医療法人鉄蕉会亀田総合病院(千葉県)

  「もう一度入院したい」と患者が言う病院のモットーは
  「Always say YES!」

   ・天国にいちばん近い霊安室
   ・もう一度入院したくなる病院?
   ・多くの医師が集まってくる病院
   ・シーボルトの弟子が開院
   ・地域のために救命救急センターを設立
   ・人に紹介したくなる病院
   ・ホテルのような病院を! “Kタワー構想”
   ・三日間の入院のために北海道から来る患者さん
   ・人間に必要な四つの健康
   ・日本で唯一のJCI認定
   ・「病院スタッフの命と生活を守る」
   ・先端設備と優秀なスタッフで働きやすい環境
   ・経営者が見学に来る病院

●大切にしたい会社3 株式会社埼玉種畜牧場「サイボクハム」(埼玉県)

  「日本人の食料不足をなんとかしよう」――使命感に
   燃えて牧場を経営、「農業のディズニーランド」を実現する

   ・日本の食料自給率を上げるのが使命
   ・「日本国民の食料不足をなんとかしたい」という思い
   ・健康と知能のために豚肉を
   ・国からの支援もない苦難の道を行く
   ・現在の源となる優良種豚の輸入
   ・市民が支えてくれた牧場直売の店
   ・食料品店は地域の生活者が育ててくれる
   ・トイレはその地域の文化、事業施設のシンボル
   ・“農業のディズニーランド”をめざして
   ・小さなりんご園があるライフピア
   ・「ほら、○○ちゃんがうれしそうに笑ってる」
   ・強い信念があれば花は必ず開く
   ・豚の命をいただいているから

●大切にしたい会社4 株式会社アールエフ(長野県)

  「小さな命をもっと救いたい」――世界が驚くカプセル
   内視鏡を開発。「人間の幸せ」を追い求める中小企業

   ・夫婦でワンルームマンションからの開業
   ・「病弱な母親を助けたい」という思いが原点
   ・「飲む内視鏡カメラ」の萌芽
   ・病気で苦しむ人を少しでもラクにする商品を
   ・世界の医療界が驚く快挙
   ・出会いが開発させた「口腔内カメラ」
   ・もう一つの主力商品、「フィルム不要なレントゲン」
   ・「小さな命をもっと救いたい」
   ・人命を救う機器だから特許はとらない
   ・商品には女性の名前を
   ・優秀な女性がたくさん集まる会社
   ・営業に行くのではなく、お客が足を運んでくる
   ・後身育成のためには時間も金も惜しまない

●大切にしたい会社5 株式会社樹研工業(愛知県)

  社員は先着順で採用。
  給料は「年齢序列」の不思議な会社

   ・入院した社員に三年半給料を払い続けた会社
   ・六坪の木造平屋工場で六人での出発
   ・三つの「世界最強の商品」
   ・国内外に八五〇台の成形機
   ・世界一小さな歯車の開発に成功
   ・画期的な技術を開発して市場をつくっていく会社
   ・社員の採用は先着順で
   ・「私が定年になったら子供を入れてほしい」
   ・学校では問題児だった社員たちの絆
   ・職場は楽しい真剣勝負の場
   ・出張時は誰でもグリーン車で
   ・最高齢の社員が最高給の「年齢」序列
   ・辞めたいときが定年のとき
   ・「社員が路頭に迷うときは私も路頭に迷います」

●大切にしたい会社6 未来工業株式会社(岐阜県)

  「日本でいちばん休みの多い会社」だから、
   不況知らずの会社になれる

   ・日本でいちばん休みの多い会社
   ・人から言われてするのがイヤで自社製品を開発
   ・経営理念は「常に考える 何故・ナゼ・なぜ」
   ・提案すると五〇〇円
   ・残業をすると罰金を取られる会社
   ・社員の要望で勤務時間が短縮された
   ・タイムレコーダーもユニフォームもなし!
   ・列ができてもコピー機を一台しか置かない理由
   ・本社機能が大きい会社は儲からない
   ・七十歳までしっかり働ける会社
   ・被災した取引先の一億六〇〇〇万円の債権を放棄
   ・未来へ受け継がれるユニークな精神

●大切にしたい会社7 ネッツトヨタ南国株式会社(高知県)

  全盲の方と行く四国巡礼の旅で、
  人の本当のやさしさを学んでもらう

   ・ホテルのラウンジのようなショールーム
   ・低迷する自動車小売業のなかで……
   ・売らんがための店づくりからの脱却
   ・四八時間試乗と完ぺきな顧客管理
   ・社員が満足して働ければお客の満足度も高くなる
   ・全従業員を人生の勝利者に!
   ・人財採用に徹底してこだわる
   ・ネッツトヨタ南国が求め、育む人財とは
   ・四国八十八箇所巡りで人間として成長していく
   ・人の集まる店づくり、社員づくりをめざして

●大切にしたい会社8 株式会社沖縄教育出版(沖縄県)

  本当に世の中に役立つ事業をしたい。
  一人ひとりの命が輝く会社になりたい

   ・日本でいちばん長くて楽しい朝礼
   ・社員同士が心を共有できる朝礼
   ・「出版」だけれど健康食品も扱う会社
   ・ガンによって“気づき”を得た社長
   ・「I am OK! You are OK! We are OK!」
   ・思わず納得の行動規範
   ・まるで大学? 委員会&サークル活動
   ・障害者を受給者から納税者に
   ・さまざまな形で社会に貢献する
   ・営業をしないコンタクトセンター
   ・ひと月に約一五〇通届く、顧客からの感謝の手紙
   ・これからもめざす「人間尊重の経営」

●エピローグ みなさんに伝えたい読者の方々からの手紙

●おわりに

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<他人力>を使えない上司はいらない!

本書は、健康社会学の観点から他人力をテーマに、ストレス社会を生き抜くためのコミュニケーション論を説いた一冊です。

    目次
    プロローグ
    第1章 なぜあなたは「他人力」を上手に使えないのか
    第2章 「他人力」が必要な理由 –ストレスの正体を知る
    第3章 こんな力を借りてみたい –「他人力」の種類・場面・距離
    第4章 相手の心を動かすためのコミュニケーション術 –「他人力」はこうやって借りろ!
    第5章 こんな人には力を貸したくない!
    エピローグ
    参考文献
    内容紹介
    どんなに才能があっても、他人の力を上手に使えなければ、上に立つ資格はない。では、要領よく立ち回り、他人に仕事をふればいいのか。そうではない。他人力を上手に使うためには、相手の心を動かせるかどうかが鍵となる。「この人のために働こう!」と思わせることで、無理だった仕事も可能になり、組織は大きく成長する。

    本書は、健康社会学の見地からビジネスの現場における<他人力>の必要性を説く。まず、相手を動かすためには、「心の距離感」を縮める工夫が大切。そのためには、「気持ちがいい」「気さくだ」「すごい」「かわいい」「安心できる」という五つの感情を周囲に抱かせることである。そのための具体的なコミュニケーション術をTPOに分けて紹介する。さらに著者は、「他人に頼ることは、決して弱さの証ではない。むしろ、ストレス社会を生き抜くための賢いコミュニケーション術である」と説く。真面目で責任感の強い人ほど、組織につぶされる前に必読!

センセーショナルなタイトルですが、内容は至ってソフトタッチにまとめられていて非常に読みやすいです。

人が生きていく上で、他人(自分以外)とのコミュニケーションは避けられません。組織論によく出てくる「足し算ではなく掛け算」を実現するためにも、コミュニケーションの円滑化はかかせません。会社の中の上司(管理職)の役割りは、個々人の能力を最大化した上で、更にその能力を融合し最大限のシナジー効果を生み出させることにあります。

他人の能力を引き出すためには、観察眼はもとより、相手の気持ちを如何にくみ取り、如何に思いやるか、時には痛みの共有も重要なことかも知れません。小手先のテクニックだけでなく、コミュニケーションの本質を理解することが大切だと思います。本書は多彩な例をあげながら、様々な角度から気付きを与えてくれます。

第5章 こんな人には力を貸したくない! では、自分の周りに「おるおる、こんな奴」と突っ込みを入れながら読み進めるのも一興かと思います。

上司でなくても、是非とも手にとって欲しい一冊です。

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